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樹と水の妙

水と植物について考えると奇妙な事に気が付く。
樹にとって水はもっとも重要ではあるが、樹に水を吸う力があるわけではないのだ。
土の中で水分張力によって上昇移動した水は養分が溶け込んだ土壌溶液となる。
溶液の濃度差により滲透圧が働いて、薄い土壌溶液は濃い溶液をもつ根の細胞内へ移る。
道管という根から葉までの水の通り道では柱状に水が吸い上げられていて途切れない。
それは水の分子の凝集力が強いからであるが、水を引っ張る力は大気によるものなのだ。
土から根へ樹の体を通して葉から大気へと水分が放出しているのは水蒸気圧の差なのである。
樹の根が水を吸い取っていると錯覚しがちであるが、樹の体を通って水の方が移動している といえる。
そう考えて樹を眺めるとその背景に大地と大空を同時に感じることができてとても面白い。
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2012-06-16 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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